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鎌倉には、7つの切通しがあります。

「切通し」とは、山の尾根を堀って作った交通路です。

7つの切通しは「鎌倉七口」と呼ばれ、そのひとつ名越切通しは、鎌倉と三浦半島方面をつなぐ切通しです。

この名越切通しの途中に、まんだら堂やぐら群があります。

現在、4月20日(土)~5月26日(日)の土日祝の期間限定で、まんだら堂やぐら群が一般公開されています!

犬たちと早朝の散歩で訪れたのですが、柵が閉まっており、泣く泣く柵の外から眺めて帰ってきました。

悔しいので、公開時間中に改めて行ってきました。

鎌倉には大小約2,000のやぐらがあると言われていますが、まんだら堂やぐら群には、約150のやぐらが残されています。

一般公開される期間が限定的ということもあり、地元の人でも実物を目にした人は少ないと思います。

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現地でいただいた資料によると、「まんだら堂」という名称が確認できる最古の文献は、文禄三年(1594)の検地帳とのことです。

ただ、そこには畠の地名として記されているだけで、「まんだら堂」が実際にどのような建築物だったかはわからないようです。

やぐらの中には、火葬された武士や僧侶の骨が埋葬されており、供養のために五輪塔が建てられています。

切通しの途中、森林の中の平場に現れるやぐら群は、とても幻想的です。

いまだわからないことの多い史跡に思いをめぐらし、当時の様子を想像してみるのもいいかもしれません。

敷地内は広場になっており、ベンチも設置されていますので、ゆっくりと鑑賞することができます。

名越切通しへの入り口はわかりづらいかもしれませんので、お気軽におたずねください!

公開日 4月20日(土)~5月26日(日)の期間の土日祝日のみ
時間 10:00~16:00 ※荒天の場合は閉鎖

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