旧鎌倉エリアには滑川(なめりがわ)という川が流れています。
朝比奈峠に源流を持ち、由比ヶ浜海岸に至る河川です。
今日は、そこに架かる橋のひとつ「東勝寺橋(とうしょうじばし)」のご紹介です。
小町大路から北条高時腹切やぐら方面へ歩いてくると、すぐに見えてきます。
東勝寺橋からは、季節を通して美しい景色を眺めることができます。
橋の上から眺める景色は、川上を見ても、川下を見ても、景観を損ねるような構造物が目に入ってきません。
川の両岸を彩る緑とさらさらと水の流れる川床が美しい場所です。
橋の上から眺めると、「川床をなめるように流れている」という滑川の名の由来になるほどと思えてきます。
子供の頃は、脇の石段から川に降りることができましたので、川に入ってよく遊んだものです。
橋は、アーチ型と呼ばれるもので、関東大震災後の復興期に造られたものです。
かつては、写真上の向かって右側は今のような住宅街ではなく、長い塀の向こうに大きな西洋館の空き家が建っていて、その奥の雑木林には山門のようなものがありました。
橋の向こうに設けられた小さな空地には「東勝寺橋ひぐらし公園」という名前がついています。
小さな公園ですが、暑い日などは涼を取るのにぴったりな木陰です。
陽射しが強くなるこれからの季節、涼を求めて訪れてみませんか。
※友人の地元記者発信の観光ガイド「鎌倉タイム」でもっと詳しい情報をご覧いただけます。
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鎌倉タイム:東勝寺
東勝寺橋
鎌倉のレンタサイクル ブリーズ
鎌倉駅東口徒歩5分 電話:0467-61-2830